点取るモチベーション

サッカーの得点に対する貪欲さについて気になったことがある。

何が何でも点を取る!という気迫や覚悟というのは、出身国、民族、育った環境、プレーしているリーグなどによって、どのような違いが有るのだろうか。

ここ数年、本田がオランダに渡った辺りから、「点を決めた選手が評価される。」というヨーロッパでの価値観が我々庶民にも伝わって来た。旧来からの文化、もはや当たり前の常識だったのだろうか。少なくても、日韓W杯辺りからジワジワとサッカーを観るようになった、にわかファンな私には、本田が言葉にしたことから知るに至った。同じヨーロッパでもリーグによって差が有るのだろう。

さて、今日Jリーグを観ていて(東京v.s.徳島)Jでプレーする外国人は、どのような心持ちでプレーしているのか、ふと気になった。点を決める意識は有るに決まってはいるが、Jでは得点評価至上主義ではないように私は素人なりに様々な記事から感じている。
また、日本に来るようなブラジル人選手などは、特A級の選手では無いことがほとんどだ。本人は自身のキャリアの中でJでの生活をどう捉えているのだろうか。徳島のような資金が潤沢ではないクラブにも複数の外国人選手が所属しているのを目の当たりにして、いったいどんなことを考えているのか非常に気になった。Jに所属したからこその特有の思想を持つことも有るのだろうか。有るとしたらどのような?

例えば、冒頭の疑問だ。私の得られる限られた情報からすると、Jは、少なくてもヨーロッパより評価に占める得点の評価割合は少ないように思われる。

文化や価値観などは様々な要素が重なり合って作られていくものだ。そして定量化することは容易ではなく、異なった文化や価値観の良し悪しを比較することは難しい。

私の冒頭の疑問に関しても、それは人それぞれだよ。で思考を止めることも出来る。しかし、全くもってすっきりしないし、Jにとってより良い方向に進むための文化というものが有るのであれば、この選手の意識や、評価の中の得点のウエイトという点は議論の余地が有ると考える。

日本で活躍する外国人選手、失敗してしまったり、愛想を尽かした外国人から、日本が強くなるヒントを得られるのかもしれない。様々な意見や何故そう考えるに至ったか、そしてそれをどう捉えて、どう生かすべきか。もっと社会的議論が有っても良いように思う。と、単純に興味が有る庶民が語ってみました。